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理不尽な上司からの指示:「言った通りにやるな!」からの「言った通りにやれ!」

謎の上司からの指示:「言った通りにやるな!」からの「言った通りにやれ!」

こんにちは。ダメコンサルタントのkurokoです。

 

今日紹介したいコンサルあるある話は、
上司からの理不尽な(?)指示です。

「言った通りにやれ!」
「言った通りにやるな!」

 

先日、もう10年以上前にやったPJのメンバーとオンライン飲み会をしました。
その際にこの話が出てきました。

現場でも役に立つと思いますが、今回は笑い話として単純に面白いと思います。

 

超ブラックPJにアサインされた

もう10年以上前の話です。
入社して4年目くらいだったと思います。

PJが無事に終わり、次のPJを探していました。
コンサルティングファームでは、PJ制なので、PJリーダーと面談して次に行くPJが決まります。

社内転職活動みたいなものですね。

 

私がアサインされることになるPJも面談の予定がセットされました。

実はこのPJ、その前に一緒だった部下がすでに入っていました。
転職活動は情報戦ですよね。
コンサルのPJアサインも情報戦です。

その部下にどんなPJなのか確認したところ。

「リードしているシニアマネージャーが鬼のように怖く、しかもかなり炎上しているとのこと。kurokoさんにはきて欲しいけど、正直全くお勧めできません」

という回答でした。

 

通常こういうPJに入ってはならないです。
ですが、実際に会ってみると結構悪くないシニアマネージャーという印象でした。
かつ、私も意見を言える立場にいたので、そのPJ自体にはあまり興味がないという趣旨の話をしました。

おそらく、人材不足だったのでしょう。
どうしてもきてほしいというアピールをあの手この手でされました。

そこまで必要とされては、断るのも気が引けてきます。
前のPJの部下もいるし、炎上PJを立て直せば、評価もうなぎ上りです。行くことに決めました。

 

入ってみると確かにブラック

アサイン初日は、ある程度終電なんだろうなというのは覚悟していきました。

案の定、翌日のクライアントMTGの準備が全然できていない。
初日から一つのパートを任されて、作り上げてくれとのこと。

キャッチアップの時間もない。。

ただ、幸いそれほど難易度は高くありませんでした。
要領を得て、夜の8時くらいにレビューして、手直しすれば行けるなと。それでも終わったのは深夜12時を過ぎたころでした。

 

ただ、驚いたのは、5つくらいパートあるのですが、私の以外の部分が深夜12時にも全然終わっていない。
これどうするんだろう?と思いながら、元PJの部下のパートを少し手伝い、深夜2時には上がりました。
他のメンバーはそのまま徹夜のようです。。

 

そして、翌日なんとか作り上げた報告書をクライアントに無事プレゼンして、次の論点を確認します。
そして、そのまま飲み会へ。

 

翌日はあまり稼働せずに、、
その翌日くらいから作業を進めます。
鬼SMからの結構ざっくりした指示が出る。
鬼SMはそのままどこかに行き、残ったメンバーであーでもない。こーでもない。と言って作業を進めるのです。

原因はここですね。
鬼SMのざっくり指示でゴールがよくわからないまま作業を進めて、クライアントにヒアリングしたり、調査したり。。

当時の私もなんか変だと思っていましたが、さすがに逆らうわけにも、気の利いた意見もできずに、そんな生活を2ヶ月くらい続けました。

 

正直、この働き方改革が騒がれる昨今ではあり得ないPJですね。。

 

ただ、なかなかハードでしたが、2ヶ月後には、クライアントからもそれなりに評価をいただく結果が出ました。
それ以降、PJは少し拡大し、フェーズが変わり、抜けるメンバー残るメンバーとなりました。

私自身はその後1年くらいPJには残り続けました。
最初の2ヶ月ほどひどい状態ではなかったのが幸いです。

 

毎年集まり話題は鬼シニアマネージャーが持っていく

この当初の2ヶ月のPJのメンバーで、ほぼ1年に一度は飲み会をしています。

今では、私の元部下もシニアマネージャーとなり、
その鬼シニアマネージャーもまだ会社に残っています。(昇進はしていません。笑)

 

毎年、本当に毎年同じような話を繰り返す会でもあります。

やはり、ある程度辛かった記憶は強烈で、記憶にしっかり残るんですよね。
そして、その過去がエンタテインメントになっているんです。

話題はいくつかあるのですが、毎年鉄板で笑えるネタがあります。

元部下が鬼シニアマネージャーに受けた仕打ちで、

「言ったとおりにやってんじゃねー!」といった直後に
「言ったとおりにやれ!」と言って、混乱しましたよねー。

という話です。

 

鬼シニアマネージャーでしたが、今ではみんなが偉くなったのでいじり放題です。
毎年の飲み会の話題はこの鬼シニアマネージャーが結局かっさらっていくのです。

 

「言った通りにやれ」と「言った通りにやるな」の真の意図

酒の肴なので、決して言いませんが、
実は構造考えると、そう変な話でもないんだけどな。と思ったりします。

 

ちょっと話が繰り返しになりますが、

 このPJは、結構新しい領域で世の中にもまだ事例がなく、鬼SMもざっくり指示で、手探りで進める状態でした。そして、毎週クライアント定例会議が終わったら、翌週の論点と担当を決めて、飲みに行く。

鬼SMのディレクションは、本当に論点のみ。
その論点をどのような粒度でどのように説くかについては、翌日以降に個人で考えて進めるというスタイルでした。

 

 飲み会の翌日、記憶も薄れながら、アジェンダについて今週何をするのかというのを個人で考えます。

翌日すぐにその内容を鬼SMと相談して握っておけばいいのですが、
鬼SMはなかなか姿を見せなかったり、結構怖いので、いろいろと考えてしまいがちです。

あーでもないこーでもないと考えて1日は終わっていきます。
そうやって1日が過ぎれば、2日目も3日目も対して変わりません。

そんな時に、鬼SMが、XX君どうなの?といって呼び出されます。

そこで、生煮えの中身を説明したら、全然だめだとなり、ディスカッションスタート。
深夜におよびます。半ば行列ができる的な様相を呈します。

そこでの議論も今から思えば、はっきりみえないぼーっとしたようなレベルまでしか決めてないなと思いますが、まだ数日あるので、続きを考えることは、翌日にまわします。
(この鬼SMとの握りがはっきりボーッとしたものなのが、ポイントです)

 

その方針に則って、調査したり、クライアントへヒアリングしたり、議論したり、コンテンツを作っていきます。

ボーッとした方向性なのですが、情報集めれば何とかなるんじゃ無いかという、淡い期待を持ってやりますが、結果としては右往左往していたのだと思います。

そして大抵会議の前日まで試行錯誤して、鬼SMのレビュー。

 

そこで、鬼SMから、あの言葉、「言われたとおりにつくっているんじゃねー!!」

と怒られます。

 

おそらく、この背景となる状況がどうだったかというと、

数日前に認識合わせした方向がある。
クライアントにヒアリングしたり、調査をしたら、その方向性とどうしても合わない結果になった。
でも、「鬼SMと合わせた方向性は絶対だ」という変な忖度が働き、無理やりに方向性を合わせたコンテンツを作ってしまっている。

そこからの「言われた通りにやってんじゃねー!」という暴言ですね。
言葉足らずすぎる。。

 

その後、そのコンテンツをふまえて、ここはこう直そうという認識あわせをします。

明日の定例会に向けて、長い夜のはじまりです。

 

しかし、元部下の心には、「言われたとおりに作っているんじゃねー」という言葉が心に刺さっています。

そして、変な工夫をはじめます。付加価値をつけようとする。
(これが次なる失敗のもとです)

 

悩んだ挙句に、こうだろうという渾身の作品を鬼SMレビューに提示します。

そうすると、「言われたとおりにやれ!」と怒られます。

本人は、パニック状態に陥るという冒頭の飲み会のネタです。

 

 

どうでしょう構造わかりましたでしょうか?

ある程度柔らかい指示で、ちゃんと考えてコンテンツ作ってくれ。というところからの、
「言われたとおりにやるな」 = 「言われた通りだけで、考えずにやってはだめだよ」
というコンテクスト。

 

定例会直前のほぼ確定させる段階で、ゴールはこうだと極めて確定的に定義したものに対して、その通りに作らない状況においての、
「言われたとおりにやれ」=「もう、明日の定例会で、さっき話したのに、その通りになんでつくれないの?」
というコンテクスト。

 

ま、こんな事が日々起きていたかというとそういうわけでもないのですが、デフォルメするとすべらない話になりますね。

 

このストーリーからの学び 

まず、PJリーダーたるものコンサルのプランニングはしっかりすべき

そもそも悪いのはやっぱり鬼SMですね。
指示がざっくりし過ぎ。
もっと早いタイミングで部下の仕事をしっかり見て方向を修正すべき。
報告前日まで方向性を部下に任せるな。

 

コンサルタントとして何日も悩むな

部下にも問題ありますよね。
方向性がざっくりなら、作業に着手する前にゴールを定め、仮説をおき、そこに至るまでのリスクを想定してそうなったらどうするかの判断を確認しておくべき。
1日どころか、15分考えてわからなければ、どんなに長く考えても答えは絶対に出ないと諦めるべき。

ちなみに、この手の話はこちらの本を読めばよくわかります。

デフォルメすると笑いになる

辛い経験なら経験であるほど記憶に残ります。
そして、それを少しデフォルメすると、鉄板の笑い話になります。

長く働いていると、意外とこんなささいな記憶が大切なものになっていく事もあります。

 

今回の記事は、以上です。
お楽しみいただけましたでしょうか?

 

 

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