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News Picks パブリッシングの本がヤバい! -購読し続けたくなる出版社

Newspicks-publishing

こんにちは。最近、ビジネス書ばかり漁っているkurokoです。

今日は、トラディショナルなメディアとなってしまったと言ってもいい「本」についてです。

あらゆる情報がネットで取得できるようになった現代において、
「本」はオワコンと言われて久しいです。

ですが、そうでもないんじゃないか?
本の価値の捉え方を変えると売れるのでは無いか?

と最近思ってきました。

 

その象徴的な出版社がNews Picks パブリッシングです。
基本的にはビジネス書を扱っています。

 

私は、News Picks パブリッシングが次出す本は、必ずチェックし、よほどのことがなければ、買います。
だいたい月に1冊、年間で12冊、一冊あたり1500円〜3000円なので、多分年間30,000円ほどです。
年収と比較すれば、圧倒的な低価格です。

 

このブログでは、このNewsPicksパブリッシングの魅力は何なのか、
どんな本を出しているのか。

について深掘りしていきたいと思います。

 

NewsPicksパブリッシングは何が違うのか?

NewsPicksパブリッシングの本は何が違うのでしょうか?

そもそも出版社は、もう随分前からたくさんあります。

講談社
集英社
幻冬舎
東洋経済新報社
などなど

いろいろあります。
そして、出版不況と言われる時代。
amazonやインターネットが出てきて、もう出版社はいらないと言われる時代。

新しい出版社を作るなんて、常識では考えられないと思います。

ですが、NewsPicksパブリッシングは、今までとは一味も二味も違いました。

 

他の出版社と比較して、何が違うかというと、
本を売っているというよりは、「世界観を売っている出版社だ」という点です。

 

ちなみに先日、まさにNewsPicksパブリッシングから出た「D2C」という本の話をしました。
➡️ D2Cの波 -人はストーリーを買いたがっている

ここで出てくるようなD2Cブランドと同じように、NewsPicksパブリッシングは、出版業におけるD2Cブランドなのだと思うのです。

 

NewsPicksパブリッシングの世界観とは?

NewsPicksパブリッシングの世界観とはどんなものでしょう?

本を読み、編集長の井上慎平さんが出演していたVoicyを聞き、ファンになりました。
そこから調べていくと、NewsPicksパブリッシングのVisionに行き着きました。

少々長いですが、全文を引用させていただきます。

希望を灯そう。
「失われた30年」に、
失われたのは「希望」でした。

今の暮らしは、悪くない。
ただもう、未来に期待はできない。
そんなうっすらとした無力感が、私たちを覆っています。
なぜか。
前の時代に生まれたシステムや価値観を、今も捨てられずに握りしめているからです。

こんな時代に立ち上がる出版社として、私たちがすべきこと。
それは「既存のシステムの中で勝ち抜くノウハウ」を発信することではありません。
錆びついたシステムは手放して、新たなシステムを試行する。
限られた椅子を奪い合うのではなく、新たな椅子を作り出す。
そんな姿勢で現実に立ち向かう人たちの言葉を私たちは「希望」と呼び、その発信源となることをここに宣言します。

もっともらしい分析も、他人事のような評論も、もう聞き飽きました。
この困難な時代に、したたかに希望を実現していくことこそ、最高の娯楽です。
私たちはそう考える著者や読者のハブとなり、時代にうねりを生み出していきます。

希望の灯を掲げましょう。
1冊の本がその種火となったなら、これほど嬉しいことはありません。

令和元年
NewsPicksパブリッシング 編集長
井上 慎平

出典:https://publishing.newspicks.com

 

完全に心を揺さぶられました。

いつの間にか、「本」というのは、情報を取得するもので、勝ち抜くノウハウを知るためのメディアだと思っていました。
しかし、薄々感じていた、すでに今の時代は、ノウハウには価値が少なくなっているという事を改めて確信させられます。

必要なのはノウハウではなく「希望」だと。

 

NewsPicksパブリッシングの本はこのVISIONの通り、ノウハウではなく、未来への「問い」を提起してくれ、
考える事を「最高の娯楽」として提供してくれているように感じました。

 

そして、感じたのは、これは、Kindleなどの電子書籍ではなく、物理的な本として購入したいという事です。
なぜなら、自分だけで読むのではなく、家族に読んで欲しいですし、人にプレゼントしたい本だからです。
今のところ、ただビジネス書として販売されていますが、この井上さんのVISIONとともにギフト仕立てにされており、そこに自分のメッセージなどが書けるような形であれば、とても素敵な贈り物にもなるんじゃ無いかとさえ思いました。

 

一方で、まだ産声を上げたばかりの出版社です。

ビジネス書の分野で、ノウハウでは無い本を提供していくのは非常にハードルが高いように思います。
今後も注目していきたい出版社と感じました。

 

メルマガを出している?!

News Picks パブリッシングの世界観を伝える取り組みとして、面白い取り組みのひとつが、
スローメルマガを出していることです。

今の時代にメルマガ??

と思うかと思います。
私も思いました。

でも、この内容がすこぶる面白いのです。

 

創刊号が公開されていますので、ぜひ時間がある際に読んでみていただけると面白いと思います。

➡️ スティーブン・ピンカー:その歩みとビジネスパーソンにとっての意義

「ピンカー」という著者がいることは知っていましたが、そのピンカーが挑戦しているテーマと、それが歴史的に、世の中的にどのような意味があるのか。
という点について、非常にわかりやすく解説されています。

特にビジネスや仕事にすぐに使える内容ではありませんが、知的好奇心をとてもくすぐる、時間がある時に深く考えたくなる。
ちょっと難しい内容の世界観を提示してもらい、その中身に引き込まれるようなフックを提示してくれている内容だと思います。

 

コンテンツが良ければ、メディアの種類ではない。

 

自分で読むだけでなく、人に進めたい。
だから私は、Kindleなどの電子書籍では買いません。物理的な本として買います。
そして、家族には絶対に進めますし、仕事で一緒にやっている同僚にも勧めます。

その本を読んで、一緒に考えたい。

読書会という取り組みもやっています。
参加したことは無いのですが、本を読んで、意見をいろいろ話し合うという「場」を提供しています。

 

NewsPicksパブリッシングから出ている本

すでに数々の本が刊行されています。

 

異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考 2019/10/4

 

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 2019/10/4

 

新規事業の実践論 2019/12/6

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ニューズピックス
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D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 2020/1/10

 

この本からヒントを得て、私もD2Cのブログを書きました。
「世界観」がブランドの根幹になってきているというのは、肌感としてもしっくりくる内容です
➡️ D2Cの波 -人はストーリーを買いたがっている

 

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 2020/2/20

 

この本はものすごいです。安宅さんは、現代の知の巨人と言えると思います。
日本を本気でコンサルした結果のレポートのような本になっています。

一方で、我々一人一人も学ぶべきことが多いように感じました。

 

世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学 2020/3/13

 

 

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