外資系コンサル会社への転職後、英語力はどのくらい必要?~現役コンサルタントが実態を解説

コンサルへの転職後 英語ってどのくらい必要

こんにちは、kurokoです。

外資系コンサルティングファームに転職しようと考えてらっしゃる方で、
「英語はどのくらい使うのだろうか?」と不安に考えてらっしゃる方が多いです。

実際にコンサル会社に転職したいのだが、英語が気になって躊躇している方もいるようです。

私も20年近く、実際に業務をしてきた中で、どの程度英語が必要なのか。
私自身の英語力(キャリアと共に実際の推移も大公開)と、どのような場面で必要になったか。
という内容を説明します。

この記事は以下ような方に当てはまります。

  • コンサルティングファームへの就職、転職を考えている方、あるいは入社したての方
  • 英語に自信が無い方

それでは2〜3分で読めると思います。
参考になりましたら幸いです。

コンサルで必要な英語力

 

「英語ができる」と一言で言っても、様々な基準があります。
コンサルティングファームでも、当然、ネイティブのようにペラペラ喋れる人は一握りしかいません。

まずは、「英語ができる」と言うレベル分けをしましょう。
以下のように七段階に分けてみました。自分がどこらへんのレベルか判別できますでしょうか?

レベル1:英語無理

  • そもそも海外旅行でも英語は苦手で、自分で話すことはない。
  • 英語の文章などもgoogle翻訳しないと無理。
  • 会話することにアレルギーがある。

レベル2:最低限英語可能

  • 英語が嫌いなわけではない。海外旅行は一人でも可能。
  • 文章を読むのは努力すればできる。
  • ただし、会話となるとかなり厳しい。聞き取りがかなり厳しい状況。

レベル3:日常会話に問題ない

  • 文章は時間をかければある程度読める。
  • 会話もゆっくりで、あまり知らない専門用語とかなければ、なんとかなるかもしれないが、聞き取れない事も多い。
  • プレゼンなどは相当準備の上、練習しないと難しい。
  • アドリブでのQA対応などの自信はない。

レベル4:ビジネス初心者

  • 文章を読んだり、会話で聞くことは概ねできる。
  • ただ、話すことは少し苦手でなかなか言葉が出てこない。
  • プレゼンも決められた事の説明や、何度かやったことのある事ならできる。
  • 想像できるQA対応は可能。

レベル5:ビジネス遂行に問題ない

  • 聞き取りに問題はなく、通常の仕事を進める話などにも問題ない。
  • プレゼンなどもある程度できるし、QAもある程度対応可能。
  • ただし、ガチンコの交渉などは厳しい。

レベル6:ビジネス交渉ができる

  • ネイティブではないが、英語で交渉までできる。
  • プレゼンは笑いもちゃんといれてできる。
  • ニュアンスなども正しく伝えられる。

レベル7:ネイティブレベル

  • 日本語と同程度に英語で何でもできる。

 

なお、実は、TOEICの点数は上記に相関はしますが、「何点ならこのレベル」と綺麗に当てはまりません。
TOEICの点数は結構よくても、話せない。という人は意外と多いのです。

今の私は上記で言うところのレベル5程度だと思います。
でも最初はレベル2程度でした。

 

それではどの程度英語力が求められるでしょうか?

まず、英語がレベル1で、今後もあまり勉強する気もなければ、外資系コンサルティングファームへ入るのは辞めておいた方が良いでしょう。

コンサルティングファームでは、レベル2~3程度の人も非常に多いです。
しかし、昇進するにつれて、このレベルの方は少なくなります。
皆さん勉強の時間も自己投資もして、努力しているのが実態だと思います。

マネージャー、シニアマネージャーになる頃には、少なくともレベル4、できればレベル5になっていないと厳しいです。
なお、英語は、クラスが上がってできないと、恥ずかしくなります。。
ですので、なるべく早いうちに、若いうちにキャッチアップしておくべきです。

英語は昇進にも響く

コンサルファームにもよりますが、TOEICの点数や独自の基準で英語力がなければ、昇進できないという制度があるところもあります。
TOEICについては、点数を取るのは短期でも結構できるので取れるようになっている事を強くおすすめします。

英語ができると世界中の情報が取得可能

正直、TOEICの点数は昇進以外には、あまり意味がありません
でも、英語ができるといいことはたくさんあります。

何より外資系コンサルティングファームの魅力はグローバルレベルでの情報収拾ができる点です。
もちろん海外事例などのデータベースへのアクセス権はとても貴重ですが、何より重要なのは、海外の生のコンサルタントから情報収拾できる点です。
コンサルティングファームの良い点は、海を越えたネットワーキングができ、現場の1次情報を収拾できる点にあります。
これが英語ができずに、コミュニケーションに引いてしまうと、せっかくのコンサルティングファームにいるという機会を有効に使えていないことになります。

 

私のコンサルキャリアと英語が求められた実例

コンサルへの転職後 うまくいく人いかない人

私自身、16年間コンサルティングをやってきて、どのようなキャリアアップで、英語がどのように求められたのか。というのを公開したい。もちろん人によって異なる点もあるので、一例としての参考として読んでいただきたい。

 

入社前
TOEIC450点!英語ができない焦り

入社前の大学生時、初めて受けたTOEICは450点でした。
内定をもらっている同期の中では圧倒的に低かったです。

英語はしっかり勉強しようと決め、
海外で語学学校に通うという生活を2週間行いました。

この経験は、私のビジネス英語の人生に大きく影響を与えました。
英語ができなくとも、コミュニケーションはできる。という自身です。

入社当初
TOEIC550点!入社直後の海外研修で撃沈

TOEICは550点まで上がりました。(逆にいうとそのくらいしか上がっていません。。)

入社直後に海外のメンバーとの研修を行う機会を得ました。
そこでの講義は、半分以上何を言っているのかわからない。内容から想像してきっとこういう事を教えようとしているのだという先回りをして理解するような研修でした。
また、グループワークの作業はさらに難しい。ですが、英語が話せなくともグループワークの進め方や持っていきかたなどを紙に書いて提示する事でチームから一目置かれるようになりました。
本質的に英語が重要なわけではなく、中身です。中身があれば、英語を話せなくとも相手にしてくれます。

入社前に短期留学していた経験が活きました。

入社後のPJ
英語を使う機会はほぼなし

研修が終わった後、数年間はいくつかの日系企業のコンサルティングPJにつき、英語を使う経験はかなり少なかったです。

その中でも一度、英語のパワーポイント資料を作ることはありました。
仕事で使う英語はかなり厳しいです。上司からの赤入れがかなり発生しました。
それでも、話す必要はほぼありません。上司が英語でプレゼンをしている姿を見て、自分が数年後にこうなれるのかと、大きな不安を持ちました。

MGRプロモーション
昇進に点数が足りない!

MGRに昇進にTOEICの点数が足りなかったので、猛勉強。
有給をとって短期留学した結果、750点を獲得しました。
無事にマネジャーへ昇進!!

管理職としての海外研修
海外研修での圧倒的な劣等感

マネージャーに昇進して1年か2年後に海外のメンバーと2週間の研修を行いました。
この研修は、座学だけではなく、チーム一体となってシミュレーションを行うような研修です。

そこで味わったのは、圧倒的な劣等感です。
それまで、なんとなくごまかしながらやってきましたが、かなり正確なコミュニケーションが求められました。
前述の英語レベルでいうと私はレベル5程度だったのです。とてもビジネスの中でできるような力はついていませんでした。

ここで、日々英語をしっかり勉強しようと一念発起します。
定常的に英語が勉強できるようにビジネス英語の講座を受講しました。忙しい時期は多少できませんでしたが、それでも毎月しっかりこなしていきました。

海外共同PJ
初めての本格的な海外PJ

とあるクライアントへ海外で実績のあるソリューションを日本に横展開するというPJが発動。
初めて、海外のメンバーとの本格的な共同PJに入りました。
しかも、この時点でそこそこのポジションになっており、私はPJを日本側でリードするPMとしての参画。

この時までに、それなりに英語はできるようになっていましたが、話し慣れていない。
そこで徹底的に話す練習ができるスクールを見つけ、短期集中的に実施しました。

正直、この経験を経て、それなりに英語で話せるようになったと思います。

海外研修の講師
それでも講師役はツラかった

これはつい最近の話です。
海外で各国のシニアマネージャーを集めて行う研修の講師をつとめることになりました。
当然、英語での講師です。。

プレゼンは、ある程度事前にインプットがありますし、内容的にはそれほど難しいわけではないので、ある程度説明は可能です。また、自分の経験を踏まえた事例などの付加価値を求められました。
一方的に講義するのは、それほど難しくはありません。

難しかったのは、フリーディスカッションや、ロールプレイング的に行う会話です。
日本人と異なり海外のメンバーは、様々な質問をしてきます。
経験や想像を越えた質問をしてくるので、なかなか言っていることがわからないケースがまだあります。
さらには、「笑い」が取れない。講師をしていてきついのは、笑いをおりまぜないと、クソつまらない講義になってしまう点です。

まだまだ、英語の勉強は続きます。。

 

どうでしょうか?
時系列で見ても、それぞれのレベルで色々な悩みを抱えています。

実際にいる人はどのくらい英語ができるのか?

英語力の伸ばし方

練習

これまでの章で、コンサルティングファームにおける英語がどの程度必要そうかというのは、イメージを持ってもらえましたでしょうか。

ここからは、英語力をどのように伸ばせるかという点についてお話したいと思います。

レベル3以上の人は特に何もしなくてもいいと思います。
会社の中で積極的に外国人と絡んで行くことが大切です。

レベル4以下の方はある程度対策をした方がいいと思います。

普通の英会話教室は効率が悪い

まず、英会話教室に行くのは、やめておいた方が良いと思います。
というのも、金額がかかる割には、効率が結構悪いです。

入社直後に、駅近くにあるような英会話教室にいきましたが、1週間に1度しか行けなかったのと、比較的日常会話などのケースが多くあまり伸ばせませんでした。

 

TOEICが600点未満の場合はTOEIC対策を

ちなみに、TOEICが600点以下の場合、点数を上げることにフォーカスして頑張った方が良いです。
TOEICは正直、テスト対策をすれば、800点までは行けます。
800点以上を狙うには、ベースを上げる必要はありますが、800点はテスト対策をしましょう。

TOEICの過去問題集をまずはやるのがいいと思います。
問題の傾向がわかるだけで、かなり点数が上がります。

過去問を解いても点数が上がらない。という方は、TOEIC対策の教材やwebサービスを使うのが良いと思います。

TOEICの公式問題集はこちら

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私のオススメは短期集中型での英語キャッチアップ

英語のレベルにもよりますが、レベル5以下の方は、
まずは、短期間で集中的に英語漬けの日々を送ることをおすすめします。

一番良いのは、できれば1ヶ月、少なくとも2週間は時間を作り、短期語学留学をするのがオススメです。
アメリカやオーストラリアもいいですが、フィリピンなど東南アジアの安いところもおすすです。

2週間も休めない。という場合は、国内で集中的にやってもらうスクールに通うのがオススメです。
渡航費なども含めれば、短期語学留学と同等の金額程度で実施可能です。

短期語学留学はググるとたくさん出てきます。
私のオススメは、フィリピンのサウスピーク
です。
実際に満足度が高く、私の部下も何人か行った中で、一番効果が高かったためです。
経営が日経なので、韓国など他の国がやっているのと比較して、その人の状況に合わせた対応をしてくれるのがおすすめポイントです。

詳細は公式サイトを確認ください。こちら

 

ここで意外と重要なのは、「ちゃんとお金をかける」という点です。
無料のアプリや安いテキストなどもあるのですが、集中的にやるには、
自分をそのような環境に強制的に置くこと。と、
ある程度のお金をかけて、ここでやらなくてはもったいない。と思うようにする事です。

英語はやらなくてもすぐに困ることはありません。ですので、人は先延ばしします。
ですが、コンサルを今後やっていくなら、絶対に早いうちに力をつけておいた方がいいです。

今やっておいて、良かった!と未来の自分は感謝するか、もっとはやくやっておけばよかった。。
と毎回恥をかいて後悔するか。。

 

さらに継続して英語に触れること

次にある程度自身がついたら、継続させることが大切です。

継続方法は、いろいろあります。
有名なところでは、

・NHKラジオ英会話や、
・最近では、スタディサプリのビジネス英語アプリの評判が良いです。

いろいろあると思うので、体験や無料期間が設定されているのでまずは試してみるのが良いです。

スタディサプリビジネス英語の無料体験はこちら

安く済ませようと、無料の英語アプリを使う方もいらっしゃいますが、質が悪いですし、効率が悪く、時間が勿体無いのでやめておいた方がいいです。
また、まちの英会話スクールもやめておいた方が良いです。金額が高い割に効率が低いです。

なるべく、通勤時間のスキマ時間にも取り組め、かつ、話す機会を持てる教材にした方が良いです。
できれば、ネット通話で良いので講師や他メンバーと英語で会話する機会が持てるものを利用した方が良いです。

 

今日の記事はここまでです。
皆様の参考になりましたら幸いです。