普通のサラリーマンでは、税金は自動的に計算されて、所得税や、住民税も給料から天引きされるので、確定申告とは縁がありませんよね。
でも、子供が生まれた人は税金が戻ってきます!
子供を産むときに、病院へ結構な金額を支払いましたよね?
実は、この費用を医療費控除という形で確定申告をすれば、税金が還付されます。
少々面倒ではあるのですが、確定申告すれば、還付金として税金が戻ってくるので、是非実施することをオススメします!
この記事では、確定申告のやり方を紹介します。
なぜ確定申告で税金が還付されるのか?
非常に簡単な説明としては、
医療費で年間10万円以上使うと税金が戻ってきます。
(これは出産費用に限った話ではなく、病院にかかった費用や、薬局で購入した薬なども含みます)
ですので、通常年間10万円以上も医療費を使うことは少ないと思います。
出産の際は、ほとんどの方が、国から補助もありますが、10万円以上使っている事が多いです。
この医療費は、自分だけでなく、生計を共にする世帯単位の医療費すべてが対象になります。
ですので、配偶者や子供などの病院の費用も合算する事ができます。
また、この医療費控除ですが、病院に行く際の移動費(タクシーや電車)も対象に含まれるので、確定申告する際は、しっかりと含めて計算しましょう!
確定申告のやり方
それでは、確定申告のやり方をまとめておきます。
(普通のサラリーマンの方であれば、同じやり方で大丈夫です!)
確定申告に必要な書類を収集する
まずは確定申告に必要な以下の書類を集めます。
- 源泉徴収票: これは1月に会社から発行されます
- 各種領収書:医療機関の領収書、およびタクシーなどの領収書
KUROKO
しろこ
KUROKO
確定申告する医療費の計算をする
次に医療費の計算を行います。
領収書として集めたものをエクセルや表計算ソフトでまとめていきましょう。
まずは、エクセルの列に以下の項目を並べます。
- 病気名(治療名)
- 医療を受けた人
- 医療機関名
- 医療機関の住所
- 医療費
- (国などから)補助を受けた費用
- 移動費(電車やタクシー)
- 合計金額(5 – 6 + 7)
列に並べたら、領収書を片っ端から入力していきます。
数が多いとここがちょっと面倒ですね。。。
確定申告書を用意する
確定申告書を用意していきます。
国税庁のホームページで簡単に作成する事が可能です。以下の手順で進める事ができます。
少し長いので、ステップに分けて説明します。
*ここでは、e-Taxではなく、書類作成方法で説明します。
確定申告の基礎情報を入力していきます。
生年月日を入力します。
所得の種類を選択します。
通常は、「給与のみ」です。
給与の支払い者の数を選択します。
通常は「1ヶ所のみ」です。
医療費控除にチェック
源泉徴収票通りに入力していきます
実際の画面は上記以外にいくつか続きますので、会社からの源泉徴収票通りに入力していきます。
医療費控除だけハイライトされていますので、入力するボタンをクリックします。
「医療費控除を適用する」をクリックします。
*セルフメディケーションは予防医療の利用などをした場合に申請する事が可能です。
計算した医療費の入力方法を選択します。
ここでは、すでにエクセルで明細を作成しているため、合計値の入力を選択します。
計算結果が算出されます。
下の事例では、12万円の医療費を使い補填される金額は0円としています。
次の画面で還付される金額が表示されます。
これ以降、スクリーンショットは掲載しませんが、順次ガイドに従って入力して完了です。
人によって異なりますが、以下のような項目を入力することになります。
- 住民税に関する入力(住民税の徴収方法、通常は「給与から差し引き」)
- 住所氏名
- 申告する税務署の選択
- 提出年月日
これで確定申告書の作成が終わりです!
お疲れ様でした!
しろこ
確定申告書を税務署に提出する
最後に確定申告書を税務署に提出します。
Webでの作成ですが、e-Taxを使っていないので、印刷して税務署に提出する必要があります。
(e-Taxの場合は、webから送信が可能です)
確定申告書を印刷し、源泉徴収票、領収書、作成した医療費の明細書を添付して、管轄の税務署あてに送付します。
(直接行って渡すことも可能です)