こんにちは。今日もコンサル頑張っていますkurokoです。
最近、企業研修で、お坊さんを読んで講義してもらったり、
座禅を組んだり、
瞑想をしたり、
という事が流行っています。
会社の経営層向けの研修から始まり、とても良いので、全社向けにやるということもあるようです。
実を言うと私も、座禅を研修でやった事があります。
座禅や瞑想というと宗教的で、怪しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
私もあまり神頼みなどする方でもなく、小さい頃含め、お寺などとは接点もあまりなかったので、親しみはありませんでした。
ですが、実際に一度やってみたら、かなり良かったのです。
今日は、最近流行っている座禅や瞑想について、深掘りしたいと思います。
座禅や瞑想が流行っている背景
結論から言えば、「時代がより座禅・瞑想を必要としている」という事です。
KUROKO
私自身、まさかこんな日がくるとは思っていませんでした。。
論理的な思考や科学的なアプローチが重視されるように教育され、宗教や東洋医学のようなものは何かいかがわしいイメージしかなかった。
時代が必要としている。という点をもう少し噛み砕いてみると、
✅ 感情が大切な時代になってきている。
✅ 感情を如何にコントロールしていくかが非常に大切になってきている。
というように言えると思います。
座禅や瞑想は、無になる。無になると言うことはわかりにくいですが、
「とにかく、執着をなくしていく。」
という事を教えられます。
「痛い」とか、「欲しい」とかそう言う感情をなくし、無になることで、心の平穏が訪れる。
無になる事でしか、心の平穏は訪れない。という理屈です。
若い自分であれば、「理解できない」と思ったと思います。
いろいろ経験してきた今、改めてこの言葉は、しっくり入ってくるようになりました。
でも、なんだか何もしないで、いる時間って、もったいないって感じちゃわないかな?
しろこ
KUROKO
確かに、その時間を何かに当てたいと感じがちだけど、
実は、瞑想して集中力を高めて、限られた時間を使う方が効率的になるように感じてくるよ。
ビジネス環境が感情のコントロールを必要としてきている
そして、この状態を作り出す事が、日増しに大切になってきているのが今のビジネスの環境であると言えます。
今までは、大量生産・大量消費として、軍隊のように大きな組織を如何に効率よく動かすかが問われてきました。
ここでは、論理と恐怖によるガバナンスが非常に重要であった。
今日では、それは機械がやればよくなってきています。
人口も減少し、若い人の方が少な句なり、軍隊的な組織ではビジネス遂行もままら無くなってきています。
VUCAの時代と言われるように、テクノロジーのUpdateが加速的に早くなり、世の中の変化も激しさがどんどん増してきています。
※VUCA = Volatility(変化が大きい)、Uncertainty(不確実さが増している)、 Complexity(複雑さが増している)、Ambiguity(曖昧性が増してきている)これらのイニシャルをくっつけた用語
そんな状況を背景に、ビジネスパーソンは、
✅ 今までのように怒って統制はかけられましたが、感情のまま怒っても人は動きません。
✅ 変化が激しく、先が見えないので、経営者はより感性が問われるようになってきています。
✅ 仕事は、オペレーションではなく、観察し、発見し、対応を考えると言った、より集中力が必要となってきています。
✅ スマホができた事で、スキマ時間が無くなり、常に情報をインプット・アウトプットしていて、休息の時間が取れない
座禅や瞑想は有名な経営者も推奨している
ビジネス環境を背景に座禅や瞑想が注目されるようになってきていますが、著名な経営者も実践しています。
京セラの創業者の稲盛和夫氏や、打撃の神様と呼ばれた川上哲治氏、日本人だけではありません。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏も禅を取り入れ、仏教の教えを受けていました。
「サピエンス全史」や「ホモ・デウス」で斬新なヒトの歴史と未来を語ったユヴァル・ノア・ハラリ氏も最新作「21Lessons」では座禅と瞑想の大切さを話しています。
瞑想は現実からの逃避ではない。現実と接触する行為だ。
私は毎日少なくとも2時間「実際に現実ありのままに観察する」(=瞑想する)
瞑想の実践が提供してくれる、集中力と明晰さがなければ「サピエンス全史」も「ホモ・デウス」も書けなかったであろう
ちなみに、サピエンス全史やホモ・デウスを読んだ事がない人は、かなり必読書なので、読んだ方がいいです。
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そもそも座禅や瞑想ってどんな事をやるのか?
それでは、座禅や瞑想ってどのようにやるのでしょうか?
イメージ的には、「お寺の畳に座り、住職に後ろから木で叩かれる」
みたいな感じでしょうか?
実は、場所ややり方は結構自由度が高いようです。
私が一度体験したのは、カンファレンスルームのような場所で、スーツに椅子で座ってやりました。
意外とどんな場所でもできるという事がわかりました。
そして、やり方さえわかれば、家でやっても十分に効果が得られると思います。
1日10分〜20分で、だいぶ心が落ち着きます。
座禅で大切なことは、「心を無にすること」です。
「心を無にする」と言っても、よくわからないですよね。
何も考えない。という事を考えているじゃん。と言ったパラドックスがおきます。
KUROKO
私の理解では、「心を無にする」と言っても、実際には考えてしまうものです。
これは仕方ない。では、「心を無にする」はどういうことかというと、
「一つの事に執着して考えない」という事です。
例えば、座禅をしていると、目線が固定されます。
(ちなみに座禅は基本的には目をあけて行います。)
✅目の前に椅子があったとして、椅子を見ていると、この椅子の素材はなんだろう?と言った事を考え始めます。
その状態がすでに執着し始めているのです。そこでそのようなことは考えるのをやめます。
✅あるいは、足が痛くなってきたりします。
痛くても、動かしたりせずに、その感情を客観的に見ます。
「痛いのは、ただそこにあるだけ。」
そのように考えると不思議と気にならなくなってきます。
このような考え方で10分〜20分ほどやるだけで心の落ち着きは非常に高くなります。
毎日やる事が理想と思いますが、実際には私はやっていません。
私のオススメは、特に、悩んだり、くよくよした時、あるいは翌日に大事な事がある晩など、
心が弱くなっている時こそ、オススメです。
座禅・瞑想を理解するために有効な書籍
さらに理解を深めるのにおすすめの書籍をいくつか例示しておきます。
1日10分で自分を浄化する。マインドフルネス瞑想入門
題名の通り、わずか、1日10分で具体的にマインドフルネス瞑想のやり方が解説されます。
アマゾンのレビューでも半分の方が星5の評価で星4以上が8割弱とかなり高評価。
睡眠が劇的に改善した。不思議と楽になる。瞑想が継続できる。というポジティブなレビューコメントが寄せられています。
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世界のエリートがやっている 最高の休息法 –「脳科学 x 瞑想」で集中力が高まる
「マインドフルネス」という言葉がバズワードになっています。
著者はアメリカ在住の精神科医です。
脳科学として脳の各部門がどのような働きをするかわかってきた結果、脳を効率的に休息させる方法を解説しています。
16万部を売り上げ、ビジネス書としては大ヒットしました。
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