こんにちは。お散歩大好きkurokoです。
先日川越の散歩記事を掲載しました。
その時の記事は↓↓より
✅ 小江戸川越をぶらり散歩
記事にも少し書きましたが、山崎家の別邸、
今でいう別荘のような、山崎家にとっての大切なお客様をおもてなしする場所だったようです。
この旧山崎家 別邸 とーーってもよかったので今回はそれに特化した記事を書いてみたいと思います。
皆様の参考になりましたら嬉しいです。
旧山崎家別邸の全体像
建物は和洋折衷の住宅で、とても広い敷地に母屋と庭、そして庭には茶室が設けられています。
玄関もお客様ようの表玄関と身内が入るうち玄関に分かれています。
パンフレットに載っている全体エリアの写真です。
とても広い豪邸です!
大正時代だったので、川越には多少今よりも建物は少なかったと想像できますが、それでもとっても広いお家。
時が経って、このあたりは住宅密集地になっており、そんな中でこの建物が残り、見学できるのが嬉しいですね。
なお、見学の際には、時間が合えばボランティアガイドの方が説明をしていただけます!
私が行ったときは、なんとお母さまがこの邸宅で女中をされていた方が案内してくださいました。
お母さまが関係者ということでひとしお思いもあるでしょうし、裏話なども聞けてとても楽しかったです?
説明してもらいながら回ることを強くお勧めします!!
二つの玄関
由緒あるお屋敷には当たり前なのかもしれませんが、旧山崎家別邸にも、お客様用と身内用の二つの玄関があります。
こちらはお客様をお迎えする玄関です。
やっぱり立派ですね〜
こちらは内玄関
私はこっちもすごく好きです。
見学コースはこの内玄関から入る感じでした。
室内は、和洋折衷という感じで、和室もあるし洋室もあります。
こちらは床がフローリングになって椅子とテーブルがある洋室
身内の方が使う部屋だったようです。
部屋自体はそれほど大きくなかったですが、窓が大きく庭が見れて、とても居心地が良さそうです。
こちらは和室から廊下を挟んで庭が見える部屋。
障子でなく竹でできていて、廊下がちょっと広め。庭が綺麗に見えます。
廊下が広めであえて和室に光が届きにくくなっているような造りに見えます。
これはさらに奥の部屋から洋室を眺める。庭がよく見えて、今見てもおしゃれな造りですね!
ステンドグラスがおしゃれ。
これは女中さんが住むような場所にあるのでそれほど豪華なわけではありませんが、女中さんに対しても生活が豊かになるように考えられていたようです。
この建物多い時には何十人も女中さんがいらっしゃったようです。
そして、裏側の廊下は板ではなく畳で作られていて、襖を締め切ることで女中さんの部屋として使われていたこともあるそうです。
とにかく広い豪邸です。
次に見えたのは、客間。
確かに今まで見てきた部屋とは全然違いますね。
数多くの要客をおもてなししたことでしょう。
お客さんが通る洋間の前には美しいステンドグラスが。
上に登る階段にもありました。
ちょうど光が差し込みとても美しい感じです。
なおガイドさんによると、この別邸、主人はここに住んではいなかったそうです。
基本的にはおもてなしをするために、昼と夜に使って、帰って行ったそうです。
なので寝室やちゃんとしたキッチンなどがないとのこと。
食事は運んできて食べたそうです。
ここまで広いとそんなこと言われても違和感しか感じませんが、、
なんという贅沢な使い方。。。
Detailも味があってステキ
現代は規格が決まってどこでも同じようなデザインですが、昔は色々ユニークな小物があって、こういうところで見つけてみるのも楽しいです。
これは照明のスイッチ
一つが大きい!
これはトイレの前にあった手洗い場。
水道の蛇口の構造が、いつかどこかで使ったことがある感じ。
今の子供には、どう使うかもわからないんだろうなぁ。
こんな掛け軸がかかっていました。
また、玄関口には鏡がかかっていて、とっても綺麗に見えました!
特注で作られた鏡だそうです。ぜひ行ったら自分の顔を見てみましょう!!
庭にはおしゃれな茶室が!
建物を出て庭を見学してみます。
広くて整備された庭
庭の奥から建物を見ることもできます。
外から建物を見ると、本当に和洋折衷が違和感なく取り入れられた邸宅だなと思います。
当時から見ると両方を採用されているというのは少し珍しかったかもしれません。
お庭には茶室が立てらています。
客室でもてなした後、庭に出てお茶を一杯。という感じでおもてなしされたのかもしれません。
残念ながら中は見ることができませんでした。
旧山崎家別邸に住んでいた山崎家とは?
山崎家って一体何者?かというと、パンフレットには、
川越の老舗菓子店「亀屋」の五代目の隠居先として作られたとのこと。
亀屋は現在でも川越の和菓子としてとても有名なお店です!
大正時代で五代目ということは江戸時代から繁盛されていたように思います。
居間に飾られていた写真がこちら。
老舗菓子屋さんにしては、軍服を着ている方がたくさん💦
この別邸でおもてなしをしていたというのはどういうことなんだろう。。
戦争で徴兵されたのか、政治的なことがあったのか。。
旧山崎家別邸を設計したのは誰?
この邸宅を設計したのは、明治時代生まれの建築家 保岡勝也氏です。
保岡氏は三菱系の会社で、丸の内をはじめたくさんの設計を手がけた後、大正初期に独立し、住宅や商業施設など数多く手がけられたそうです。
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旧山崎家別邸はどこにある?
川越駅から徒歩27分ということでちょっと距離があるように思いますが、
途中の道も様々面白いので歩いて行ってもそれほど遠くは感じないかなと思います!
川越のぶらり散歩はこちらの記事も参考にしてみてください。
➡️ 小江戸川越をぶらり散歩
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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