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コンサルファームでインターナルコミュニケーションスキルを高める方法

インターナルコミュニケーションスキルを高める方法

こんにちは。kurokoです。

最近のコンサルティング業界は、人が爆増というほど増えています。
特に中途で、コンサル業界ではない他業界から転職している方で悩んでいる方は多いです。

いろんな悩みがあるのですが、今日はコミュニケーションについてのコツを話したいと思います。

コンサルティングをする上で、最も大切なスキルは「コミュニケーション」です。
おそらく、生きていく上でも、コミュニケーションは最も大切なスキルでは無いでしょうか。

コミュニケーションに悩む方に、明日から使えて、意識すればパフォーマンスが上げられるように意識して記事にしました。

 

コミュニケーションと言っても、いろいろなテーマがあります。

今日お話ししたいのは、インターナルコミュニケーションにおいて、相互認識ができないままPJが進んでいくケースについてです。

会社内部のコミュニケーションでは、指示をしたり、指示を受け取ったり。
作成した資料をレビューしたり、レビューしてもらったり。

ゴールに向かって、アウトプットを作成するのがコンサルティングの仕事です。
そして、このアウトプットを最小の時間、最小の工数でいかに出せるかのゲームです。
その根幹を支えるのがインターナルコミュニケーションのスキルです。

 

インターナルのコミュニケーションに陥りがちな問題と、
コミュニケーションスキルをどのように上げていけるか
具体事例を入れて、深掘りしていきます。

 

マネジャーでの失敗事例

以前私がマネジャー職の時にした失敗を紹介します。

その仕事はコンサルティングというよりは、少し大きめのあるプラットフォームを作上での要件定義フェーズでの仕事でした。
PJは比較的大きく、チームが5~6チームはあったと思います。
私はその中でPMを補佐するPMOチームを担当し、様々なルールを周知し、またPJ全体に影響する課題や、横断的な課題の解決を対応をしていました。

しかし、多くのチームが指示に従わなかったり、期限を守らない、伝えたはずの事が伝わらずにクライアントからクレームを受けるという事が立て続けに発生していました。

PMには、私は仕事をしていると主張しました。

「すでにPJには伝えています」
「メールで周知徹底しました」

PMからのフィードバックは、「伝わったのかをちゃんと確認したのか?」と。
そこまで確認しなくてはならないのか?どうやって伝わったと確認すべきなのか。。

しかし、孔子の論語にこんなフレーズがあります。
「人知らずして慍(いきどお)らず」

人に伝わらないと、例え、どんなに自分が伝わるために頑張っていても意味はないよという事です。

 

実際に私がやっていたのは、

読む気も失せるような長くて分かりにくい面倒なメールを送っていました。
やっといてよね。という事を言って、何をやっといてよね。というか曖昧なまま指示していました。
言いました。というファクトだけを偉そうに振りかざしてました。

今考えれば、このように文章にすれば、一目瞭然。こんな仕事はやっているように見せてやっていないという事です。

 

同じようなケースはたくさんあるのでは無いでしょうか?

  • そういう指示だとは思っていなかった
  • MGRの指示が何を言っているのかわからない
  • 部下に何と言えば伝わるのかわからない

 

コミュニケーションミスを防ぐには、どうすればいい?

どこまで丁寧に伝えればいいのでしょうか?
効率的にアウトプットを出せるためには、コストを大きくかけるのは得策ではありません。

 

答えはシンプルです。

伝わったのかをちゃんと確認する事。
伝わって無いか不安ならちゃんと確認する事。

 

しかし、実行は意外と難しいです。

なぜ難しいかというと、いくつかのパターンがあります。
・伝わっているかをどこまで聞いたら良いのかわからない
・「ここがわからないです」と声を上げるのがはばかられる雰囲気がある
・そもそも、わかっていない事がわからない

これらのパターンにどのように対応していけば良いか、順を追って説明しますが、
まず、私たち日本人の文化を理解しておく事が、上記のようなパターンを生み出している前提として実は重要です。

 

その日本の文化とは、コミュニケーションにおいて、ハイコンテクストを好む。という事です。

ハイコンテクストなコミュニケーションとは

海外にいけばよくわかると思いますが、以下のような事を聞いたことはありませんか?
「日本人は意見をはっきり言わない」
「日本人は白黒はっきりさせる事を嫌う」
「日本人は明確に確認もせずに息があったプレーをする」

様々な人種やバックグラウンドを持っているアメリカやヨーロッパの国々で、仕事をしようと思うと、誰でもわかるように明確にしていく必要があります。
しかし、我々日本人は、それを嫌います。
そして、悪い意味でたちが悪いのは、結構明確にしなくても、うまくできてしまう人が多いのです。

ですが、新参者や外部から来たものには、この状況はあまりにも苦しいです。
空気が読めない。空気を読まねば。という点にコストを使います。

答えばローコンテクストを徹底すべき

このハイコンテクストな文化の思い込みが、仕事の生産性を落としています。
ですので、余程チーム内で信頼関係ができるまでは、徹底的にローコンテクストのコミュニケーションをすべきです。

これを踏まえて、先ほどのケースを思い出してみてください。

「どこまでわかっているかを聞いたら良いかわからない」
➡️ 気にする必要はありません。こういう認識をしたか?言葉を言い換えてこういう事だと理解しているか?納得がいくまで確認しましょう。

「わからないと声を上げるのがはばかられる」
➡️ 仕事において、誰も気にしません。わからない事をわからないと言いましょう。一人が言えば、言って良いのだという雰囲気ができる。そうなれば我々の文化はさらにプラスに働きます。

「わからない事がわからない」
➡️ PJのメンバーにこの状況を許している事自体がまずいです。こちらもこういう状況であるという事を伝えるべきですし、そうなっていないよねとスーパーバイザーやPJに元からいるメンバーは気にするべきです。

 

ただし、最初は上記の雰囲気のPJも、長くやっていると、上記のようなことは、日本人得意の阿吽の呼吸でできるようになってしまいます。
そうすると新たに外部から来た方は、その空気を敏感に感じます。
特に新しく入ってきた場合のコミュニケーションは気をつける必要があります。

 

今日の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

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