こんにちはart大好きkurokoです。
今回ははるばる新潟県は十日町に、マ・ヤンソン率いるMADアーキテクツが作ったトンネルアート「Tunnel of Light」を鑑賞してきましたので深掘りしていきます。
実は、この新潟県十日町地域は、「大地の芸術祭」で有名です。
大地の芸術祭とは、2000年より開催されている世界最大級の地域一丸となって開催されている芸術祭です。
新潟県十日町を中心として開催されており、年間を通して、各所に点在する約200のアート作品やイベントを楽しむ事ができます。
また、3年に一度越後妻有アートトリエンナーレも開催されています。
それでは、Art of Lightとは一体どんな作品なのか深掘りしていきましょう!
清都渓谷トンネル Tunnel of Light
Tunnel of Lightはトンネルの中から潜望鏡として清津峡渓谷を鑑賞するように作られた施設です。
2018年に大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレの作品として改修されました。
鑑賞するための見晴台が4つ設置されていて、それぞれがアート作品のように手が施されています。
アート作品それ自体も素晴らしいですし、見晴台から見る日本三大渓谷の一つ清津峡の大自然を眺めるのも最高です!
それでは、このTunnel of Lightがどんな風景なのか、順にみていきましょう!
エントランス施設
駐車場を過ぎるとお土産やさんがいくつか並んでいますが、それを過ぎるとおしゃれなエントランス施設があります。
ここの中にもペリスコープという作品があるのですが、私が訪れた際には、残念ながらコロナの影響でクローズされていました。。
清津峡渓谷トンネル入り口
エントランス施設を過ぎるとトンネルの入り口が見えてきます。
入り口の壁には、このトンネルの概要が壁画として書かれています。
こんな雰囲気もおしゃれで好きです。
第一見晴所
第一見晴らし所に着くと、「なるほどそういうことなのか!」と理解できます。
トンネルから外の渓谷が眺める事ができるのです。
写真ではなかなか伝わりにくいかもしれませんが、その自然のすごさには圧巻です。
これまた写真では伝わりませんが、音もなかなか迫力があります。
ちなみに清津峡渓谷は、黒部峡谷、大杉谷と共に日本三大峡谷の一つとして知られています。
昭和16年4月に国の名勝・天然記念物に指定、さらに昭和24年9月に上信越高原国立公園に指定されました。
第二見晴所
第二見晴らし所は一気にトリッキーな風景です。
実は真ん中にあるもの。これトイレです。
鏡のように反射しており、不思議な感じになります。
トイレの前から写すとこんな感じです。
やはり見晴らし所なので外の風景が圧巻ですが、このトリックアートな模様に気を取られますね!
トンネル通路も意味がある
第三見晴らし所に行く前に、
この見晴所をつなぐトンネルは結構狭く暗く長いのですが、色が徐々に変わっていきます。
この色は意味があるとのこと。
自然の5大要素、「木」、「土」、「金属」、「火」、「水」を象徴する色になっているそうです。
こちらは入り口すぐのところ。緑色なので「木」を表現していると思われます。
茶色に変わりました。これは「土」ですね。
その次にもっと濃い茶色になりました。これは「金属」です。
※ちょっと土とあまり色が変わらずわかりにくかった・・・
写真で撮るとこんな真っ赤になってしまいましたが、これが「火」ですね。
実際にはもっともっと暗い感じです。
最後が青い「水」ですね。
海中トンネルにいるような気になります。
第三見晴所
第三見晴らし所はポップな感じです。
水玉模様で可愛い感じですね。
パノラマステーション
最後、圧巻なのは、このパノラマステーション。
この記事のエントランス画像もパノラマステーションの写真を使いました。
ここがもっとも混んでいる場所でした。
トンネルの表面は光が反射しやすいように加工されています。そして下には水が張られていて、これが幻想的な風景を作っています。
ちなみに水は薄いですが、奥に向かって歩くと、結構濡れます。。。
長靴を履いてきている方もいらっしゃいました。
Tunnel of Lightの作者のMAD Architectsとは?
この「Tunnel of Light」のアートを企画設計したのは、MAD Architectsという建築事務所です。
MAD Architectsは中国出身のマ・ヤンソンによって設立され、ダン・チュン(中国)、早野洋介(日本)の3名にて運営される建築事務所です。
そして、北京の他にロサンゼルス、ニューヨーク、ローマにも事務所を構える世界中で活躍する設計集団なんです。
MAD Architectsが手掛けた建築は彼らのホームページでも確認できます。
➡️ MAD Architects ウェブサイト
息を飲むような建築作品を作っています。
どこかザハ・ハディドを彷彿させるようなフォルム。
(それもそのはず。マー・ヤンソンはロンドンのザハ・ハディドの事務所に勤務していたとのこと。ザハの弟子なんですねー)
建築雑誌「a+u」でも彼らの特集がされています!
まだ若い建築家集団なのでこれからも楽しみですね!!
清津峡渓谷トンネルのアクセス・駐車場・入場料
清津峡渓谷トンネルに入るには入館料が必要です。
大人(高校生以上):800円
小中学生:400円
幼児:無料
なお、チケットは空いていれば当日買うこともできますが、空いていない場合入場ができません。
事前にネットで購入してから行くことを強くお勧めします。
ご予約はこちらのサイトから可能です。
清津峡渓谷の行き方
清津峡渓谷トンネルは新潟県の南側にあります。
駐車場も完備されており、それなりにボリュームあります。
新潟観光やスキーのついでに立ち寄る場所としてもありだと思いました。
清津峡渓谷トンネルお勧めです!
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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