こんにちは。人間が作った構造物 大好きなkurokoです。
先日、愛媛県は松山市に一人で旅行にいきまして、松山城をみてきました。
松山旅行記はこちらから
➡️ 1日目 – 安藤建築・道後温泉・高級旅館のうめ乃やに宿泊
➡️ 2日目 – 行ってよかった松山城・松山土産は・・
旅行記でも少し触れましたが、二日目にいった松山城をこの記事ではがっつり深掘りしていきたいとおもいます。
結論から言うと、松山城を観光することを強くおすすめします。
理由としては、、
・天守閣からのパノラマビューが美しい
・機械動力がない中での山の頂上にたくさん積まれた石垣に圧倒される
・木造で残っている内部構造も興味深い
建築は好きなのですが、お城というものにさほど興味がなかった私、少し感覚が変わりました。
それでは、松山城がどれほどすごいのか、深掘りしていきたいと思います。
山頂に雄大に建つ松山城
松山城は城山(勝山ともいう)という標高131mの山頂にあります。
当然松山城からの眺めはめちゃくちゃいいはず。
道後温泉の公園からもくっきりと天守閣のすがたが確認できます。
すごい場所にたてたんだなと。
また、帰りの飛行機からもばっちり確認できました。
ちょっと写真では天守閣の確認は難しいですが、肉眼でははっきり見えました。
このような山頂に建てられた松山城景色がたのしみです。
ロープウェイかリフトで登る
このように高い場所にあるので、歩いて山を登ることもできますが、ロープウェイとリフトが用意されています。
どちらに乗っても料金は同じで、片道270円、往復で520円でした。
私は行きはロープウェイで、帰りはリフトに乗ってみました。
多少乗るまでに待ちますが、早いのはロープウェイ。
風も感じながらゆっくり景色も楽しめるのはリフトかなと思います。
さて、ロープウェイやリフトで降りたらすぐに高く積み上がった石垣とすばらしい景色に、おおおという感動と、お城がすぐにあるかなと思ったら、天守閣までの道のりは実は結構ありました。
焦ってパチパチ写真をとりますが、落ち着いてゆっくりで大丈夫です。上に行くほどに景色は圧倒的にかわってきますので。笑
歩くと言っても、10分、15分くらいです。
松山城はとにかく石垣がヤバい
ロープウェイを降りてすぐにみえてくるのが下の写真のような石垣です。
この積み上がり方、美しいなぁと。
どうやってこんな山頂まで石を運んだのだろうか。
どうやって順番に積み上げて作り上げたのだろうか。
どうやってこんなきれいな曲線に仕上げられるのだろうか。
と思いを馳せながら、とはいえ全く答えもでないまま感動におそわれます。
そしてこのすばらしい石垣をどうにかうまく写真に収めようと試行錯誤。笑
いやぁすごいです。進めど進めど、石垣の上に石垣が積み上がっているような状況。
エジプトのピラミッドもよくどう作ったのか話題になりますが、日本のお城の石垣もなかなかすごいと思います。
これほど石垣を積み上げているので、外から攻撃しようとしてもこれはかなり厳しく、石垣を登っていくことは不可能に思います。
山頂にあるだけでなく、かなりの崖を石垣で補強してその上にお城をたてているんです。
この景色も圧巻です。
多重に重ねられた門
石垣を登ることが不可能であるので、攻撃するのであれば門を突破するしかないのだと思います。
この門の作りも注目です。
かなり頑強につくられていますし、横からは銃が打てるような小窓があります。隠れる場所もない。。
四方囲まれた中庭
そして門を突破できたとして、たどり着くのは四方を囲まれた中庭です。
ここに入ってきた敵を四方から攻撃できるようになっており、敵は隠れる場がない状態になります。
なお、お城の中にVRのコンテンツがあり、実際に敵の立ち位置になって攻めた場合のVRを体験することができます。そこでどうすることもできない感覚がリアルに味わえます。
下から見るとこんな感じです。
攻め込むつもりでない気持ちで見ると、とても素晴らしい長めです。
木造づくりの内部
松山城は当時からは建て替えられているものの、木造造の内部が残されています。
これは入り口直後の階段です。おそろしく急勾配の階段です。
中の廊下です。和風建築なのですが、お城ならではの雰囲気があります。
柱が太いのと、廊下は比較的広め。畳が少なく思ったよりも無骨なつくりになっています。
左奥の椅子があるところがVRを体験できる場所です。
ここは大天守閣ではありませんが、中天守閣の一番上です。
広々としていますが、防御と見張りができるような作りになっていることが伺えます。
ちなみに景色も最高です。
釘を使わない組み木が見れる
松山城は日本釘という抜けにくい釘も使われていますが、組み木という技術も用いられて建てられています。
この組み木の型はたくさんあって、石垣の技術もすさまじいですが、このような木の加工技術、組み木という3Dの設計力もなかなかすごい技術と職人技をもっていたのだと感じます。
こちらもかなり複雑な組み木方法で、一つ一つ手法の名前があります。
明治以降、地震も多かった日本は、木造作りから急速に欧米の技術が渡ってきて建築方法、特に高層建築は鉄骨、鉄筋コンクリートが主流になり、日本の職人は人数も技術も失われるというこの150年でした。
近年、木造での高層建築の技術がふたたび見直されてきています。
このような日本ならではの職人さんや職人さんの技術が失われずに継承されていくことも重要だなと改めて考えさせられました。
圧巻なる天守閣からの眺め
さて、天守閣からの眺めです。
すばらしい。
360度パノラマビューです。
400年前を想像すると、きっとほとんど建物はなく、農村と田畑だけだったのだと思います。
一方でここからの眺めは遠く瀬戸内海も見えるので、敵がどこから攻めてこようが、大軍であればあるほどすぐに発見できるのだろうと想像しました。
しかし、ここまで高い場所に、これほど鉄壁のお城を作る技術と、たくさんの人が働いたであろうリーダーシップを発揮して作った加藤嘉明は凄まじいなと思います。
日本のお城のなかでも、現存12天守の一つに選ばれており、明治以降に作り直されたとはいえ石垣と木造でここまで残っているお城は価値が高いと思います。
ぜひ、愛媛に行ったら足を運んで欲しい観光地だと思います!
今回の記事は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
よろしければ、旅の他の記事ものぞいてみてください。
愛媛旅行の記事
✅ 愛媛 松山の安藤忠雄建築「坂の上の雲 ミュージアム」
✅ 【宿泊記】道後温泉 「うめ乃や」一日6組限定の高級旅亭!
✅ 行ってよかった松山城
✅ 松山に行ったら絶対に食べるべき「鯛めし」
愛媛 松山・道後温泉一人旅 旅行記
➡️ 1日目 – 安藤建築・道後温泉・高級旅館のうめ乃やに宿泊
➡️ 2日目 – 行ってよかった松山城・松山土産は・・
おすすめの旅行記
おすすめ! 【鹿児島旅行記】息子と父の二人旅 -受験で勉強した知識を実用に