隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則(2/3)

隈研吾展

こんにちはart大好きkurokoです。

今回は、東京オリンピック会場の国立競技場を設計した建築家で有名な隈研吾氏の展覧会の展示作品を中心に実物とも比較して深掘りするシリーズの2回目です。

初回をまだみていない方はこちらから。
➡️ 隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則(1/3)

そもそも隈研吾さんとはどんな方なのでしょうか?

建築家 隈研吾

1954年神奈川県生まれ。
東京大学工学部建築学科、同大学院建築意匠専攻修士課程を1979年に修了。
在学中は、芦原義信、槇文彦、内田祥哉、原広司らに師事。
卒業後日本設計に就職。戸田建設、コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。

法政大学工学部建築学科非常勤講師、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授、早稲田バウハウス・スクール講師をはじめたすう大学にて教壇をとる。

1997年 日本建築学会賞作品賞(登米町伝統芸能館)
2001年 村野藤吾賞(那須河町馬頭広重美術館)
2010年 毎日芸術賞(根津美術館)
2011年 芸術選奨文部科学大臣賞(梼原・木橋ミュージアム)

近年は様々な種類の木材を活用した建築を建てており、「和の大家」とも称される。

隈研吾氏の最新の建築はこちらの本が詳しいです。

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今回の「隈研吾展」の趣旨は、公共性の高い68件の建築を中心に、隈氏が考える建築の5原則、「孔」、「粒子」、「ななめ」、「やわらかい」、「時間」で分類して紹介されています。

公共性が高いと言っても、下北沢の小さな居酒屋のリノベーションという事例も入っており、単にたくさんの人が集まるというだけではなく、いろんな人が集まる建築を取り上げられているのが特徴です。

そして、東京オリンピックのまさにこのタイミングで展示会が開催されるのは、やっぱり新国立競技場を設計したのが隈研吾さんだったからでしょう!
ちょっと調べてみたところ、本来は2020年の7月にやる予定だったようで、やはり東京オリンピック延期に合わせて1年ずれたようです。

 

それでは展示作品を掘り下げていきます。
※展覧会では一部の模型のみ撮影OKとなっています。

 

高輪ゲートウェイ駅

山手線の新しい駅として1971年以来ぶりに2020年にオープンしました。
この駅の設計も隈研吾さんだたんですね!

高輪ゲートウェイ駅  隈研吾展

 

とても大きな模型で、中のイメージもしっかりと掴めます。

高輪ゲートウェイ駅  隈研吾展

 

実物も圧巻ですね。
プラットホームと駅が一体化しているような様が。なんだかワクワクする感じです。

 

横からのパースペクティブもなかなかいい感じです!

高輪ゲートウェイ駅  隈研吾展

 

 

群馬県富岡市役所

世界文化遺産で有名な富岡製紙工場がある富岡市の市役所です。

富岡市役所の模型は敷地を含む大きな模型!

富岡市役所 隈研吾展

 

市役所と言われると大きな箱物のビルをイメージしますが、富岡市役所は様相がちょっと違う感じですね。

富岡市役所 隈研吾展

真ん中の広場は人が集まり、イベントなどが行われるようなスペースですね。
建物こそ違いますが、ヨーロッパの広場のような配置になっています。

 

実際にそんなふうに使われているようです!!

 

 

富岡市役所 隈研吾展

 

富岡市役所 隈研吾展

 

小松マテーレ

この建物は、なんだかアート作品のよう。
既存の建物をレースで覆ったような。クリストのような芸術作品です。

小松マテーレ 隈研吾展

レースのように見えますが、一つ一つは糸でできています。
「小松マテーレ」というのは繊維の素材の会社のようで、会社の事業とも関係する形で建物を設計している事がわかります。

 

小松マテーレ 隈研吾展

 

こちらが実物。ほぼ模型通り!

この糸の感じは、実際にみてみたいところですねー。

 

 

CLT PARK HARUMI

これは建物?それともオブジェ?
とわからないような物体ですが、こちらはテンポラリーでイベントやパフォーマンスのために作られたパビリオンです。

CLT PARK HARUMI 隈研吾展

当初、東京晴海の空き地に作られましたが、期間限定で、その後、岡山県に移築されたとのことです。

 

実物もそのまま!という感じですね。

 

光を取り入れながらも風雨を防ぐため、木のパネルの間をフィルム状の膜で塞ぎと、意外と単純に見えて高度な技術も使われています。

 

CLT PARK HARUMI 隈研吾展

 

 

ホテルロイヤルクラシック大阪

歌舞伎座のような建物の上に近代的だが少し趣のある建物を乗っけたような意匠です。

ホテルロイヤルクラシック大阪 隈研吾展

かつて、環八沿いに建てたM2という建物がギリシャの柱のような建物でしたが、それを彷彿させるようなすごい建築です。

 

実物も結構そのままな感じ!
ここまでそのままなのも珍しい!

 

北京 前門

中国の古来の建築をリノベーションした建築

北京 前門 隈研吾展

これを見ると、日本を愛したイタリアの建築家カルロ・スカルパを思い出します。イタリアで数々のリノベーションを作ってきた彼の作品は日本がかなり遅れてリノベーションが流行った際のお手本になりました。

最近の中国も注目されるのは、巨大な近代建築ばかり。このような歴史を残しながらもリノベーションしていく建築が、中国でも広がっていくと思います。

 

北京 前門 隈研吾展

 

中国で有名な四号院の作り。
中庭が特別な場所だったんでしょうね。

北京 前門 隈研吾展

 

 

下北沢 てっちゃん

下北沢にある居酒屋、焼き鳥てっちゃんのリノベーションです。
有名になってもこういう小さい仕事も手掛けられるところが好きです!

下北沢 てっちゃん 隈研吾展

 

実際の写真がこちら。
スキー板で竜巻のような雰囲気

 

ハモニカ横丁

もともとはMount Architects Studioが2013年に改修したプロジェクトですが、隈研吾さんがその後さらにリニューアル。

自転車の廃材を使ってアバンギャルドにリノベーションされています。

ハモニカ横丁 隈研吾展

 

模型よりも実物ですね!
なかなかのデザインです。

 

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(つづき)第三回の記事はこちらから。

 

隈研吾展 全3回記事一覧

隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則(1/3)

✅ 隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則(2/3)

隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則(3/3)

 

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