こんにちは。アート&旅行が大好きkurokoです。
先日、息子と二人で鹿児島旅行をして来ました。
小学生の息子は、美術館に行こうというと露骨に嫌な顔をするので、、今回二人旅でもなかなか言わなかったのですが、霧島アートの森は私が絶対に行きたかったので、、なんとか付き合ってもらいました。汗
残念ながら雨の中のアートの森でしたが、逆に空いていてのんびりと楽しむ事ができました!
箱根彫刻の森美術館よりも少し小さめですが、数が少ない分、一つ一つをしっかりと楽しめるような庭園彫刻美術館だと思います。
親子二人の旅行記はこちらから。
➡️ 第一日目 ラーメンから桜島まで初日に詰め込み
➡️ 第二日目 二日目は雨。。 アメニモマケズ
➡️ 第三日目 バイバイ鹿児島!
霧島アートの森の見どころ
霧島アートの森での見どころとして三つの作者をあげました。
- 草間彌生さんの「シャングリラの華」と「赤い靴」
- チェ・ジョンファさんの「あなたこそアート」
- ダニ・カラヴァンさんの「べレシート(はじめに)」
草間彌生
一つはやっぱり巨大な草間彌生さん作品です。
わざわざ鹿児島旅行でこの霧島アートの森を訪れようと思ったのもこの草間彌生さんの作品があったから。草間彌生さんの巨大な作品はなかなか都内に住んでいても見れるものではありません。
直近では直島にあるカボチャの巨大オブジェが大雨により波にさらわれてしまうという事件も記憶に新しいところです。
草間彌生さんの巨大立体アートは、ここ霧島アートの森には二つもあります。
こちらは「シャングリラの華」
霧島アートの森の入り口にあり、お金を払う前に鑑賞できます。
水玉模様がはっきりと草間彌生さんの作品だと主張しています。
いろんな角度からみるとまた表情も変わって来ます。
シャングリラ!という感じで雨の中でも咲き誇っています。
奇抜なおしべの動きと色ですねー。
そしてこちらは、「赤い靴」です。
ハイヒールで滑り台のようになっているので、子供は靴の中に入ろうとしました。汗
こちらも草間彌生さんの作品であると一目でわかりますね。
草間さん曰く、未知の幸せを掴むために、死ぬまで履き続けたいという思いが込められているそうです。
やはり、大きな立体アートを直接みるのは、圧倒され、心が動かされます。
ぜひ、現地で見て見て欲しい一つです。
草間彌生のアートグッズも人気ですね。
関連記事:日本の現代アーティスト6人 STARS展に行ってきた -草間彌生・杉本博司編(2/3)
チェ・ジョンファ
見どこの二つ目にあげたのは、チェ・ジョンファ氏作の「あなたこそアート」
少し遠目からのショットですが、森の中に突如模様のある円がランダムに配置された光景が飛び込んできます。
緑の森に金色の輪っか。いきなり異質なものがあるので違和感を感じますが、しばらくうろうろしていると不思議と自然になり、なんというか居心地のよさや、ここにしばらく居たいという気持ちになりました。
近づいて見てみるとこんな感じ。
円がまるで額縁のように感じ、自分が好きなように風景を切り垂れるように思えて来ます。
チェ・ジョンファさん:
1961年韓国生まれ。アートディレクションのほか、インテリアデザインも手がけ多様な分野で国際的に活躍する。日常の中から作品の着想を得て、韓国文化と密接な関係があるモチーフやまちに溢れるイメージを用いてダイナミックかつ非日常的な作品を作る。
アートは生活に寄り添うものであり、そして誰もがアーティストになり得ると語っています。
ブログには掲載しませんでしたが、この円の中に子供を入れて撮影会をしました。笑
この作品の題名「あなたこそアート」というのは、そういう意図なのかも。と今ブログを書く際に題名を確認して再認識したところです。
ダニ・カラヴァン
最後の見どころは、ダニ・カラヴァンさんの「ベレシート(初めに)」です。
この作品は参加型アートと言っても良い作品です。
緑の中にパックリと口を開けた錆びた鉄の長方形が置いてあります。
正面からみるとこんな感じ。
パッくり口を開けて入ってくれと言っていますよねー。
一瞬、アート作品なのか、もしかして通路的な構造物なのか考えます。
いやいや、もちろんここにあるのはアート作品に決まっています。
そうすると中に入ってしまっても良いものか。。明らかに入ってくださいと言っている。
中に入っていきましょう。
光が強くて見えない。。
この先に一体何があるのでしょうか??
こんな美しい景色が!
と言いたいところですが、雨もあって、いい写真がとれなかったです。。
うっすらと外国語での文字が書いてあるのが見えますでしょうか?
(何と書いてあるのかはわからず。。)
帰りには微妙に足元が切り取られていたことを発見!
参加型のアートは楽しいですね。
子供もワクワク!
霧島アートの森の作品一覧とコース
さて、霧島アートの森にはどのくらい作品があるのでしょうか?
こちらはパンフレットの写真ですが、23作品あるそうです。
なお回り方として、30分のお急ぎコース、45分のお急ぎコースなどの例も載っていたので、最初に見ておくといいかもしれません。
それなりに広いので、行ったりきたりするのはやっぱり大変です。。
霧島アートの森の料金
霧島アートの森は、庭園の常設展と室内の企画展に分かれています。
企画展は企画によって金額が変わりすが、常設店は以下の通り。(とっても良心的な設定です)
- 一般 320円
- 高校生・大学生 210円
- 小学生・中学生 150円
どこにある?霧島アートの森
霧島アートの森は鹿児島空港からなら30分程度、
鹿児島市内からは、したの地図のように1時間程度かかります。
結構市街からは遠いので、飛行機でいく方は空港の前後に入れると良いのかなと思います。
なお、駐車場は無料で結構な数あります。
全アート作品
それではその他のアート作品も見ていきましょう!
西川勝人 「ほおずき・コブシの森」
きれいに切り取られたほおずきが並べられています。
ここはまだ美術館に入る前の広場に突然現れたほおずき。
あまりにもきれいに並んでいるので、しばしうっとり。
それにしても、木の周りにきれいに並んでいるなぁ。
植松奎二 「浮くかたち – 赤」
こちらも美術館入る前の広場に一つたたずみ、贅沢に空間を使っています。
なんだろう?キリン?
地球に何か赤いのが刺さっている終末?
そんな連想ゲームを息子としばし。
何に見えますか?
ジョナサン・ボロフスキー 「男と女」
男と女という題とは知らずに見ていました。
この角度からみると見えませんが、90度横から見ると、また別の人物像が浮かび上がって来ます。
同じような像かと思いましたが、実は男と女でフォルムが違ったのかも。。
椿 晃 「”RIGHT SHEEP”2012」
立派な金色の角を持つ牛さんです。薩摩の黒毛和牛ではありません。
ウルリッヒ・リュックリーム 「ストーン・セッティング」
突如芝生から突き出た石。
イギリスのストーンヘンジ?
何かの儀式のために古代人が残した遺跡?
堅い石に切り込みや穴があいています。
これはここまで運ぶために紐や木を使った跡?
いや、何かの暗号でうまく石が重なる場所から見ると意味がわかるはず?
なんてしばし妄想にふけりました。
フィリップ・キング 「サン・ルーツ」
子供曰くこれはワッフルみたいに見えるそうです。
模様がね。。
地中で何か繋がっているような印象を与えてくれる巨大なオブジェ。
赤い色がきれいです。
八田隆 「プライベート・ガーデン」
子供にとってはこれは作品というよりは、普通に転がっている石に見えるとのこと。
息子:どんな意味があるの?
私:どんな意味があると思う?
息子:いや、わからないから聞いているんだよ!
私:正解はない。きみが見て自由に何を考えていいんだ。見て考えてそれを楽しむのが美術館。
息子:それなら、なんでこんなのを見に来たのか時間がもったいないなぁ、Youtubeで楽しみたいな。と考えた。
私:お、おう、、自由だ。
ルチアーノ・ファブロ 「イザナミ・イザナギ・アマテラス」
日本古来の神様の名前を冠するアート。
山道の途中に突如として現れる堅牢な大理石が美しい。
タン・ダ・ウ 「薩摩光彩」
宙ぶらりんになった蝶々のよう。とは息子。
薩摩光彩という薩摩色をイメージさせるようなカラフルな作品。
バラエティにとんだ作品群で飽きさせない。
牛嶋均 「キリシマのキチ」
最後はこちら。霧島の基地ですね。子供の秘密基地。
遊具!子供は雨の中ですが遊んでいました。
が、あまり揺れないブランコ。。
お洒落なジャングルジム?
でも登れないジャングルジム。。
これもジャングルジムですね。形が面白い。
以前、北海道にあるイサム・ノグチが作った公園に行った時、イサム・ノグチがデザインした遊具がありました。その遊具も普通の公園にはないとっても可愛いデザインでしたが、どんな遊具かはこちらの記事を参考に
➡️ 札幌の観光で外せないイサム・ノグチ設計のアート モエレ沼公園に行ってみた!行き方・オススメのルートを紹介
これは滑り台に見えて、のぼる階段はどこ??
ちょっと欠陥があって個性があって公園には置けない遊具の居場所として、霧島アートの森が選ばれたようなストーリーを思い浮かべました。
これってパラリンピックや障がい者の話にも通じて考えさせられるような作品ですね。
(作者の意図かは全くわかりませんが。。)
どうでしょう?
広々とした霧島アートの森に立ち寄ってみるのも良いのではないでしょうか?おすすめです。
今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
旅行プラン作成の参考になりますと幸いです。
鹿児島旅行記
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